同人作家の帳簿の付け方・会計ソフトへの入力の仕方を解説!

税・確定申告

帳簿の前に、何が経費になるか、なにがどのくらい経費になるのかなどは
こちら↓

漫画アシスタント&同人作家の確定申告。グッズやソシャゲの課金
2018年確定申告やっと終わりました~!ちゃんと申告相談にも行って提出してきたので間違いないはず。いやあ疲れた。ほんとに疲れた。同人の確定申告が面倒過ぎる!!!ということで来年の自分のために...

自分に合った申告方法の選び方はこちら↓

青色申告の入力方法はこちら↓

をぜひ読んでみてください!

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確定申告が必要な人

同人活動をしてる人で、確定申告が必要な人はだいたい以下の通りです。

  • 会社などメインの給与の他に、同人活動などで年間20万円以上の黒字がある人。
  • 専業で年間38万円以上黒字がある人。
  • 赤字サークルの人。(しなくても問題ないけど、すると税金が戻って来るかも。)

ちなみに確定申告が必要なのは20万以上の黒字ですが、住民税は所得(黒字)が1円でもあれば申告しないといけません。

確定申告をすると住民税も処理してくれるので、不安な方は確定申告しとくといいですよ。

まずは日々のレシートや領収証管理。

私は100均のこのファイルを使ってひと月ごとレシートなどを管理しています。

6ポケット付いているので、上半期と下半期に分けて2冊でちょうどいいのでおすすめです。

これらのファイルと、
月々の家賃光熱費、通帳の明細、クレジットカードの明細を照らし合わせながら、経費を入力していきます。

オススメのクラウド会計ソフト

私はやよいの白色申告オンラインを使っていますが、
他にもfreeやマネーフォワードなども有名です。
それぞれ特徴があるので、自分に合ったものを選んでみてください。

やよいの
白色申告オンライン
白色申告はずっと無料
青色申告は初年度無料、次年度年額8000円
freee(フリー)
クラウド会計ソフトシェアNo1

個人向けスタータープラン
月額980円
30日無料お試しあり

青色申告を視野に入れつつスマホメインで入力したい方はfreeeがおススメ   
マネーフォワード
  
個人事業主クラウド確定申告プラン
フリープラン無料
ベーシックプラン月額800円
30日おためしプランあり

フリープランは無料だけど仕分(経費)が年間50件しか入力できないためちょっと苦しい。
青色申告が視野に入っていて有料でがっつり会計処理やりたい人向け。

難しくて無理!と思ったら税理士に頼むのもアリ

ある程度売り上げがある人になってしまいますが、
会計ソフトもハードルが高いと感じたら税理士に頼むのもアリだと思います。

税理士ドットコムだと無料で自分の要望に合う税理士さんを探せるのでぜひ探してみてください。

白色申告と青色申告

申告には白色申告(一般的な申告)と青色申告(届け出などが必要)があります。
普通に「確定申告しよう」と始める場合はみんな白色申告になります。

少し前までは白色申告は帳簿つけなくていい制度だったのですが
2014年から帳簿の記録と保存が義務化されました。

青色申告よりは帳簿も簡単なので少額の場合は白色でいいと思いますが、
青色申告にすると10万円控除( 簡易簿記 での帳簿OK)や65万円控除(複式簿記での帳簿が必要)など
色んなありがたい特典があります。
控除とは、課税対象所得から65万円(もしくは10万円)が引かれるということです。

例えば200万の収入があり経費などが80万だった場合、
白色だと120万が課税対象所得ですが、青色申告(複式簿記での帳簿)をするとここから65万が引かれ
課税対象は55万円になります。
課税対象額120万だったら税金は数万円になりますが、55万だったら数千円です。かなり違う!!

私は今までめんどくさがってずっと白色申告だったのですが、
申告相談所で、もし今回青色だった場合の税金を算出してもらったところ、
その違いにアーーーー青色にしとけばよかったーーーーってのけぞりました。
低所得者なので65万円控除はでっかい。

素人が複式簿記なんて無理だよー!と思ってたんですが、
会計ソフトを使えば自動でいろいろやってくれるみたいなので複式簿記の知識はいらないようです。

青色を視野にいれるなら
上に上げたソフトはどれも年額8000円~9800円しますが、
白色との税金の差額がそれよりも大きかったので
私は来年からは青色申告にしようと思いました。

今回確定申告のついでに開業届青色申告申請書を出してきましたよ!(青色申告をするには事前に税務署への申請が必要です。)
こちらはまた別記事にしますね。

来年はきっと「青色申告やってみた!」っていう記事がアップされると思うのでお楽しみに!(笑)

入力開始!

前置きが長くてごめんなさい。それでは入力していきます。

ソフトはやよいの白色申告オンラインを使って説明していきます。
私は実際これで確定申告書類を作成しましたが、
素人にも使いやすくて重宝しました。これで無料なのすごい

まずは同人誌の印刷費・制作費と10万円以上のもの 以外 の経費を入力していきます。

アカウントを作り、ログインしたら左のかんたん取引入力をクリックします。

支出タブを選び、取引日(レシートや領収証に書かれている日付、引き落とし日など)を選択します。

日付を入れたら次は科目(経費の種類)を選びます。

だいたい出てくる説明の通りですが、
同人活動で使いそうな科目はこんな感じです。

家賃は地代家賃
電気ガス水道代は水道光熱費
インターネット代は通信費
搬入搬出書店への発送は荷造運賃
イベントへの交通費や宿泊費は旅費交通費
ポスターや敷布などイベント会場で使う雑貨、無配ペーパーやノベルティは広告宣伝費
サークル同士の差し入れ代は接待交際費
イベント後の打ち上げは接待交際費
Howto本や資料のために買った雑誌などは新聞図書費
ピクシブプレミアムなどの会員費は諸会費
画材や文房具、プリンターのインクなどは消耗品費
どこにも当てはまらなそうな出費は雑費
(売り子さんへの謝礼金は後述します)

に入力していきます。
もし上に上げた項目が出ていないようだったら
左の科目の設定をクリックして経費のタブを選び右側のチェックボックスを見てみてください。

チェックされているものがかんたん取引入力で表示されます。
自分で項目を作ることも可能です。ここで新たな項目を作ると
確定申告の時期に、やよいオンライン上から出力できるようになる 収支内訳書 に反映されます。

科目は自由に作って大丈夫です。
雑費が増えすぎるよりは、自分で分かりやすい科目を作ってバランスよく計上したほうがいいそうです。
金額が結構大きいのにどこの項目にも当てはまらないものは新しく項目を作っちゃいましょう。

入力時の按分について

(経費の按分については前の記事参照)

按分するものは、この時点で5割ならその金額を入力してしまって大丈夫です。
(↓例は家賃5万として50%で計上したもの)

確定申告時期(2月ごろ)に操作できるなる最後の仕上げ
収支内訳書の作成 の3番:家事按分では

このように家賃や水府道光熱費按分パーセントが表示されますが
入力時に按分してあればここは100パーセントのままで大丈夫です。

確定申告時期じゃない時ににここの記事を参照してくださってる方には
上記項目は表示されません。
2月ころまでは気にしなくて大丈夫です。

最後に書き出される収支内訳書には合計金額しか出ないので、
きちんと入力時に按分してあるのであればこの部分は気にせず100%のまま進んでください。

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書店の売り上げ入金。消費税はどう処理する?

同人ショップの入金は卸値にプラスされて消費税も入金されていると思いますが
年間売り上げ1000万円以上あるサークル以外は消費税を考える必要はありません。

売上1000万円を超えると消費税も納税する必要があるため、
卸値と消費税を分けて考えなくてはいけなくなりますがほとんどの人は関係ないと思います。

消費税は考えなくてもいいのですが、卸値以外のお金が入金されていることは事実なので
消費税自体は収入として申告(入力)しなくてはいけません。

難しいことは考えずその月の消費税を含めた合計の税込金額をそのまま収入欄、科目は売上にして入力してください。

白色申告では
入力の日付は実際の入金日でも売上月の月末としてもどちらでもOKです。
次の項目で説明している年末年始の入金についてだけ気を付け下さい。

12月の売上は1月の入金だけどそれってどうするの?前払いの家賃は?

だいたいの委託書店は月末締め翌月の〇日払いですよね。
そうすると12月の売り上げが入金されるのは翌年の1月。年が変わってしまいます。

入金日が翌年1月以降でも12月の売り上げはその年の確定申告の対象です!

でも入金日1月だから入力の日付はどうすればいいの?と気になりますが

白色申告はそこまで細かく考えなくて大丈夫です。
12月の売り上げ明細が届いたら日付は12/31として入力してしまいましょう。

家賃などの前払いしているもの(1月の家賃を12月に支払う)は、
短期の前払い費用の特例」というものがあって、ずっと前払いで計上してるんならそれはそれでオッケー!
というルールです。なので1月に2月分の家賃を支払ったという帳簿のつけ方でずっとやってるなら、
12月に1月分を支払ったのも今年の経費としちゃいましょう。ということになります。
家賃は引き落とし日をそのまま計上、と覚えておけばOKです。

印刷費は入金済だけど本は落としてしまった場合

冬コミ(12月)の新刊用に表紙だけ入稿・入金したけど本落としました!インテ(1月)で発行します!(つらい……)
という時。

これは逆に今年の経費になりません。 インテの新刊の製作費に入れましょう。
全額支払った場合も、品物が納品されるインテは数日後でも翌年なので翌年の経費となります。
同人誌の帳簿については次の記事でくわしく書きます。

イベント売り上げ

細かい帳簿は別途残しておく必要がありますが、
ここではひとつのイベントでの合計金額を収入欄に入力すればOKです。

概要や取引先は自分がわかりやすいものならなんでも大丈夫です。
私はあとから検索しやすいように概要にイベント名を入れ、取引先はイベント売り上げにしています。

同人誌の表紙デザインやタイトルロゴデザインを外注依頼した時はどう計上する?

表紙デザインやタイトルロゴ作成依頼は外注工賃?それとも制作費の一部に入れる?

個人の規模だとどっちでも大丈夫みたいです。
最終的には数字は同じなので自分がわかりやすい方で統一してください。

売り子さんへの謝礼金

これが今回一番悩みました。調べても全然出てこないんだもん……!!

私は売り子さんへの謝礼は現金で支払っているのですが、
給与扱いにするとややこしくなるので困りました。
悩みに悩んでひとまず外注工賃に入れ、申告相談の時にチェックしてもらったら
「まあ外注工賃でいいんじゃない?」と言われましたw 雑……(笑)

白色申告だからか
金額さえ合ってれば科目はそんなにこだわらなくても大丈夫なようです。

給与に入力すると面倒なことになるので、(実際給与にする必要もないです)
それ以外の雑費や外注工賃、自分で項目を作るなどしてみてください。

10万円以上の経費(減価償却)

白色申告では10万円以上のものは一気に計上できません。
原価償却と言って、高額で長期利用するものは決まった期間をかけて経費として計上していくというルールです。

例えば12万円のパソコンを購入したとすると、

パソコンの 法定耐用年数は4年と定められているため
12万円÷4年=今年計上できるのは3万。
ここからあと3年かけて3万ずつ計上していくことになります。

ただし 一括償却資産というルールもあって、
これは白色申告だと20万円未満なら耐用年数に関わらず3年で償却させてあげるよ。というルールです。
上記の金額だと12万÷3年=1年で償却できるのは4万円 になります。

20万円未満なら耐用年数を調べずに3年で償却しちゃうのがおススメです。

やよいオンラインでの減価償却の入力方法はこちらに詳しく解説が載っています。

次は同人誌の印刷費と帳簿のつけ方

ひとまず同人誌の経費以外の説明はこんなところでしょうか。
まだまだやることある~!確定申告って大変だ!!!

帳簿や申告というと、普段なじみがないので間違ってないか不安になりますよね。
でも白色申告はきちんと金額合っていてと証拠のレシートなどが保管されていれば
細かく考えなくていいので気楽にやっちゃいましょう。

次の記事、確定申告に必要な同人誌の帳簿の付け方。エクセルデータ配布!
では同人誌の帳簿をつけて会計ソフトに入力してみた編です。
ここで保険料とかふるさと納税とかも入力するよ!
お楽しみに!