在宅漫画アシスタント、どんな作業をするの?作業の内容と種類

アシスタント
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背景や仕上げ以外もあるアシスタントの作業

漫画アシスタントというと、ぱっと思い浮かぶ作業は
モノクロ漫画の背景やベタ・トーンなどの作業だと思いますが、
実際は他の作業を任されることもあります。

基本的にアシスタント募集要項に書いてあること(背景が描ける・パースを理解しているなど)
ができれば大丈夫ですが、
できることが多いと応募時に受かりやすかったりします。

というわけで今回は、私が今まで受けてきた中でこういう作業があったよ!
という作業をご紹介していきます。

スキャンデータを原稿用紙に配置&色調補正・ゴミ取り

途中までアナログで、途中からデジタルという作家さんによくある作業です。

作家さんから送られてきたスキャンデータを
クリスタやフォトショなどのソフトに読み込み
その後の作業をスムーズにするための準備をするものです。

下描きまでがアナログの場合は、スキャンデータをトンボを合わせたあと
白い部分は白く、黒い部分は黒く、と色調を整えたり、
明らかに不要な線やゴミなどを除去します。

線画までアナログの場合も同様ですが、
色調補正の加減がちょっと難しくなります。
消えちゃいけない線を消さないように、かつ線画の太さを元のデータと変わらないように
調整しないといけません。

この作業だけで募集されてることはほとんどなく、
だいたいは他のアシスタント作業とセットです。

コマ割り

前の項目に続く感じですが、アナログデータからの処理の流れで
コマ割の線引きもすることがあります。

レイヤー1枚に全コマを描いたり
コマフォルダ機能を使ってコマを分けたりなど
作家さんによって異なります。

フルデジタル作家さんの場合はこの作業は受けたことないので
アナログ作家さんのスキャンデータ整理の流れでやることが多いです。

選択範囲分け

仕上げ自体を作家さん自身や別のアシスタントさんがやる場合、
各パーツ(髪、スカート、上着など)
選択範囲レイヤーを使って分けるなどの作業があります。

背景&仕上げ(ベタ・トーン)

メインの仕事です。

どういう指示でどういう作業をするのかなどの作業の流れは
今度別の記事で書きたいと思います。

カラー原稿

カラーイラスト、カラーコミックのアシスタントは
パーツ塗り分けだけのものから
完成ほぼ手前まで着色を任されるもまでいろいろあります。

フォトショップ&イラストレーター

画像データをパス化したり
画像の切り抜きをしたり。

あまり機会はないけどできると仕事の幅が広がります。

3D関連

他のアシスタントさんが仕上げるための3Dの配置~LT変換や
モデリングの依頼もあります。

3D関係ができると募集時受かりやすかったり稼ぎやすかったりするので
勉強しておくのがオススメ。

できることは多い方がいい

基本的には背景と仕上げが出来れば(どの程度できればいいかはまた今度記事にしますね)
ある程度アシスタントができますが、

同じレベルの背景が描ける画力の人がいたら
カラーもできます、3Dも作れます、という人を採用したくなりますよね。

広く浅くというわけではないですが、
画力の限界を感じたら、別方向のスキルを伸ばすのもオススメです。