商業漫画の1ページの原稿料っていくら?

その他

漫画家になろうとしている人や、
スカウトなどで商業コミックの依頼を受けた時、
原稿料ってどのくらいなのか、提示された金額は相場道りなのかって気になりますよね。

今回は商業漫画のモノクロ1ページの原稿料について書いていきます。

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漫画1ページの値段の相場ってどのくらい?

出版社やレーベルによって金額は異なります。
あくまでだいたいの目安としてご覧ください。

また、これらは「出版社の元で作家さん自身が著者として発表する漫画の原稿料」であって、
個人からの依頼や外部製品のキャラクターデザイン依頼費などは、
たとえモノクロ1枚であってもこれらの金額には当てはまりません。

トップレベル漫画家さんの原稿料

モノクロ1ページ3~10万円。

金額は出版社によりかなりばらつきがありますが
1ページ3万円は高い部類に入ると思います。

人気作家・ベテラン作家さんの原稿料

モノクロ1ページ2~3万円。

新人~中堅作家さんの原稿料

モノクロ1ページ1~2万円

かけだし作家さん、WEB漫画系の原稿料

モノクロ1ページあたり5000~10000円

WEBやマイナー誌が5000~。大手雑誌だと8000~くらいが目安とのこと。
(私が知らないだけでもっと低かったり高いところもあると思います)

カラー原稿は基本的にはモノクロ原稿料の倍額

商業誌でのカラーの原稿料は基本的にはモノクロ原稿料の倍額ですが、
企業のPR漫画などはバラつきがあり、かなり安かったり出版社の相場より高かったりと様々です。

Youtube漫画の依頼相場はこちらの記事で書いています。

小規模エロ系出版社、BL、TL、アプリ配信漫画は価格低めの傾向

アプリ配信系の相場は1ページ5000円。
WEB系はよくある価格らしいです。

正直5000円って安ッ!!?と思いますが、
中にはそれ以上低く、原稿料の相場を知らない層を安く買いたたく会社もあります。

ダメ元で低価格で交渉してきている場合もあり

価格交渉って実績がなければなかなかしずらいですよね。
でも小規模なWEB、アプリ系出版社の依頼では、上記で書いたように
原稿料の相場を知らない層を狙ってダメ元で低い原稿料を提示してくるところがあります。

最初「1ページ5000円でお願いしたいのですが」と声をかけて来ても、
「その金額では受けられない」と返答するとあっさり6000円くらいまで上げてくれる場合もあります。
その経験は下記記事で書いています。

「本来は6000円スタートだけどダメ元で5000円で依頼してOKだったら儲けもの」
というスタンスのようでした。

実働に見合っていない価格を提示された場合は、ぜひ最初の依頼の際に金額交渉してほしいと思います。