漫画アシスタントに応募する時の応募メール、送るサンプルはどういうものがいい?

アシスタント

自ら作家さんのアシスタント募集に応募するとき、
初めてだと応募時どういうことを書いたらいいのか、
募集側は何を書いていてほしいのかって悩みますよね。

そこで今回は私がいつも使っているアシスタントに応募するときの
メールテンプレートをご紹介しつつ、各所解説していきたいと思います。

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在宅アシスタント応募時のメール文テンプレート

件名「アシスタント募集の件」

___様

はじめまして。
さななと申します。

___を拝見し
アシスタント募集の件でメールいたしました。

名前:さなな
性別:女
年齢:_
住所:__県在住
アシスタント歴:7年目。少女漫画家様の所で5年、現在は成人男性向け、BL、TL、同人作家様などのお手伝いもしております。
作業可能時間帯:10時~26時

作業環境
OS:win10
CPU:インテルi5-8500
メモリ:8ギガ
GPU: GG-GTX1660-E6GB/DF
WACOM液タブ

使用可能ソフト:
【グラフィックソフト】クリップスタジオEX、フォトショップCC、
【3Dソフト】メタセコイアStandard、shade13pro、クリスタモデラー
簡単なモデリング可能です。
【動画編集ソフト】Adobe PremiaPro
TwitterやYoutubeに載せる宣伝漫画動画などの動画編集可能です。
【他】Adobeコンプリートプラン加入のためAdobe全ソフト使用可能です。
(習得にお時間いただくソフトもございます)

スカイプ通話可(WEBカメラなし)
FTP、オンラインストレージ、dropbox使用可能です。

作画と時間を記載したサンプル6枚を下記オンラインストレージにアップロードいたしました。
URL:___

~(その他アピールポイントや作業開始可能な日程、作家さんへのメッセージなどの文)~

ご縁がありましたらどうぞよろしくお願いいたします。

さなな
メールアドレス:___

挨拶と名前、何を見て応募したのかを書く

件名は相手方がアシスタント応募のメールだとすぐわかるような件名を付けます。

本文は相手の宛名を書いたあと、まずは挨拶と自分の名前を名乗りましょう。

上では応募時の名前をHNにしていますが、本名の方がいいと思います。
ただ作家さん側に変な人がいないわけではないので、絶対本名推奨とは言えません。
応募時はフルネームではなく苗字くらいにとどめておくのがいいかもしれません。

Twitterで募集を見たなら「Twitterの募集を拝見して」等、
JACやGANMOなどのマッチングサービスならサイト名を書く等
いつの何を見て応募したのかを記載しましょう。

性別、年齢などのプロフィール

性別の記載は必須ではないと思いますが、ジャンル(男性向けやTL、BLなど)によっては
気にする作家さんもいらっしゃるので私は最初の段階で書いています。

年齢は、作家さんによっては自分と近い年齢の人がいいという方や、
「多少無理できる(徹夜など)ができる年齢か?」などが
判断基準に入る場合を考えて初めから書いておきます。

住所は在宅デジアシでは詳細を書く必要はないです。
たまに打合せのみ対面希望する作家さんもいらっしゃるので
移動時間の参考になるかなと都道府県だけ書いています。

アシスタント歴と、どういうジャンルの経験があるかを記載します。

作業可能時間帯も書いてあると選考しやすいと思うので最初から書いておきます。

作業環境、所持ソフト、スキル

作業環境、PCスペックは
安心して任せられる作業環境アピールのため記載しています。

所持ソフトは
募集がクリスタ作業の募集であっても
多スキルに越したことはないと思うので記載しています。

データの受け渡し方法、連絡環境など

連絡方法は最近はスカイプチャットのみが多いですが
たまに通話希望の方もいらっしゃるのでマイクありますというアピールを先に書いています。

FTPやドロップボックスは設定済で使い方もわかってます、すぐ使えます、
オンラインストレージもどういうものか理解しています、すぐ使えます、
というアピールを込めて書いています。

こういうシステムやソフトが使えることは、
慣れてる人には「できることが当たり前」になっている人もいるかもしれませんが
応募の中にはデジタル初心者で、採用後にソフトの使い方や設定方法の説明を請われることもあるようです。

「自分はお手間は取らせません説明不要です、すぐ作業に入れます」と
さりげなくアピールしておくに越したことありません。

作画サンプル

散々細かくアピールしてきましたが結局作画サンプルが一番大事です。

今までの項目は、作画スキルのレベルが同じくらいの人材が集まった時に
選考基準でプラスになるかどうか程度です。

私が送っているサンプルは
背景サンプル:建物外観、いろいろな室内(オフィス、リビングなど)、食べ物(定食、スイーツ)、
自然物(木、花、河原)、人物のサンプル
カラー:下塗りサンプル
3D:モデリングサンプル
成人向け(応募先が成人向けの場合):局部の作画サンプル、仕上げ処理サンプル

に、それぞれかかった時間を添えて5~6枚(1枚に3~6カット入れてます)を送付しています。

なかなか採用されない人は募集側の気持ちになって自己アピールを!

応募って何人もの人から来るものです。

作家さんも、募集要項には書かなかったけどそういえばPCスペック高い人の方がいいなとか
3D使える人の方がいいなとか思うこともあると思います。
できることなどをたくさん書いておくに越したことはないはずですし
質問のやりとりの手間を省くためにも情報は最初に記載しておいた方が楽です。

作画サンプルも同様で、背景アシスタント募集だったとしても
人物の仕上げサンプルやカラー下塗りサンプルもつけておくと、
いざという時トーンもベタもカラーも作業できる人の方が助かる、と思ってもらえることもあると思います。

そして自己アピールって大事で、どんな仕事先への応募もそうだと思いますが
「あまり上手くはないですが頑張ります」などマイナスなことを言うより、
「作業スピード早いです、●●や●●もできます」ってプラスポイントを言う方が印象がいいんですよね。

相手方に印象よく残ると、たとえ不採用だったとしても
「今回は別の人を採用することになったけどヘルプで声かけるかもしれません」とか
「別の機会に声かけるかもしれません」って次へ繋がることもあります。

なかなか採用されない人は、ぜひ応募メールやサンプルを見直してみてください。