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「漫画力」上達!初心者おすすめ練習方法

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「漫画」って難しい

漫画を描くのって難しいですよね。
コマ割、テンポ・読みやすさ、フキダシの位置、場面転換、捨てゴマなど、
気にしなければいけない点がたくさんあるものの
画力と違って明確な練習方法がないし、
どうやったら上達するのか悩んでる人も多いんじゃないでしょうか。

なので今回は、昔私が練習していてこれは効果があったぞ!と思う
「漫画」を描くための練習方法をご紹介していきます。

考えることが多すぎてわからなくなる

漫画をどうやって描いたらいいのかわからない!という最初の段階では、

「脳内で動くシーンをどう切り取ってコマの上で表したらいいかわからない」という状態
なんじゃないかと思います。

最初の1コマ目の入り方やカメラワーク、会話(フキダシ)のテンポ、コマの大きさなど
慣れていない最初の段階でわけもわからず考えて描こうとするから
「難しい!!」ってなっちゃいます。

そして
自分で考えた構想は無駄なシーンがあったり、逆に足りないシーンがあったりして
ちゃんと読み手に伝わる映像」なのか判断するのが難しくてまた悩んじゃいますよね。

なので私は当時、それらを改善すべく「漫画」を練習する方法として、
ただひたすら小説作品を漫画(ネーム)に変換する練習というのをしていました。

文字から絵をイメージする練習

練習に使わせてもらう作品は、
普通に読者として読んでいて「面白い!」「好き!」と思った作品をチョイスするのがポイントです。

練習するために選んだ作品ではなくて、「読者として好きな作品」である理由は、
初見で自然とイメージ映像が湧き出てきたであろう作品なので映像化しやすいこと
文章に突っかかりなどがなく「すらすらと読めた」であろう作品のため、
視覚化するのに必要な情報が過不足なくそろっていることです。

とくに「すらすらと読める」というのは
一見当たり前なんだけど実はすごく難しいんですよね。

作品を作る時の初心者の最大の難点は漫画、小説問わず
「すらすら読める」「意味が分からない・状況が理解できない点がない」作品にすることです。

だいたい上記のことができない理由は
「無駄なシーンが多い」、「必要なシーンの欠落」、「テンポが悪い」が原因なのですが、
自分の作品を作りながらこれを自力で気づいて添削して改善していくのはすごく難しいです。

ただ人間って不思議なもので、
自分の作品の添削は正しくできないけど「ひと様の作品には添削ができる」んですね。
あとゼロから作り出したものより完成されてるものを添削しやすいというのもあります。

なので土台としてひと様の作品をお借りしてネームに起こす練習をしてみて、
読み返して添削するという手法がとても有効でした。

小説は二次創作作品でもいいと思いますが、
面白いと思って選んだ作品であれ、練習作品の公言や公開してしまうと
作者様が快く思わない場合や
反応に困らせてしまう場合もあるかもしれません。
お取り扱いには十分注意してください。
個人的には、公開せずコソ練がおすすめです。

プロットからネームが上手くできない人にもおすすめ

ネタはたくさん思いつくのに漫画にできない!
プロットからネームにするのがとても時間がかかっちゃう!

など、悩んでる方にもこの練習方法は有効なんじゃないかなと思います。

起承転結もプロットでは成立しているのに
漫画(ネーム)に起こそうとするとどのコマから始めたらいいのか、
プロットのシーンごとのつなぎの展開はどうしたらいいのかわからない。

など、

上手くネームに持っていけない人はおそらく
文に書いてあるところ以外のイメージがパッと思い浮かばずに悩んでしまうんじゃないかと思うんです。

そういう訓練にもなるので、悩んでいる人はぜひやってみてください。

慣れてきたらアニメを漫画にしてみる

小説から感じたとおりに「漫画を描く」ことに慣れてきたら、
次はアニメを漫画にしてみてください。

アニメは漫画原作のものが多いので、自分で漫画に起こしたあと
原作漫画を「お手本」として正解を見ることができます。
(※漫画に正解はないと思いますが、プロの人が描く商業作品という意味で「正解」と使っています)

とくにアニメから漫画にする練習は、
場面転換の仕方、テンポを考える練習になるのでおすすめです。

もちろん動画と静止画の漫画では最適な表現方法は違うんですが、
原作漫画と照らし合わせた時に「なるほど!」と気づけることがレベルアップにつながると思います。

漫画力を上げるための「漫画の模写」はあまり意味ない?

あくまで私は、なんですが、
「漫画力のレベルアップのための漫画の模写」は練習の最終段階までは必要ないかなと思いました。

コマ割やカメラワークを模写して気づくテクニックはもちろんあると思いますが、
それを気にするのは初期段階では早いからです。

流通している商業作品や、自分の目に入ってくる漫画の多くはどれも「普通に漫画になってる」もので、
それを模写しても最初の段階では「それがすごいということに気づけない」んですよね。

デッサン模写は「正しいお手本」と「自分の絵」を比べられますが
漫画模写で練習したいポイントは
「テンポ」や「コマ割」「カメラワーク」「その状況に応じたページ作り」だったりするので
知識や技術のない状態で「完成された漫画」を模写してもあまり意味がありません。

なので、上で書いたように「小説からネームにしてみる」や「アニメからネームにしてみる」の
練習をして、「正しいお手本」と見比べて「なるほど!」と気づく練習方法の方がオススメです。

独学で練習方法で悩んでいる方はぜひためしてみてくださいね!

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